ショッピングモールでの実演販売や、家電量販店での強引な勧誘で「今なら本体無料です!」「お水代だけで使えます!」と言われ、ついウォーターサーバーを契約してしまった… . しかし、数ヶ月使ってみて「やっぱり要らない」と解約を申し出たところ、数万円の高額な違約金を請求されてトラブルになるケースが国民生活センターに多数報告されています。
ウォーターサーバー業界の契約には、スマホの契約と同じくらい複雑な「縛り」が存在します. この記事では、契約前に絶対に知っておくべき「解約金の罠」と、賢くリスクを回避する防衛策を徹底解説します。
トラブルの元凶「最低利用期間」と「解約金」の仕組み
ウォーターサーバーのビジネスモデルは、「初期費用やサーバーレンタル料を無料にして導入のハードルを下げ、その後の長期間の水代 (月額料金) で利益を回収する」というものです。
そのため、メーカー側はすぐに解約されて赤字になるのを防ぐために、契約時に必ず「最低利用期間 (縛り)」と「解約金 (違約金・サーバー返送料などと呼ばれる)」を設定しています。
- 最低利用期間の相場:短くて1年、一般的なメーカーで2年、最近では3年という非常に長い縛りを設けるメーカーも増えています.
- 解約金の相場:10,000円〜20,000円程度が平均です. 契約満了前に解約すると、必ずこの金額を支払わなければなりません.
クーリングオフが「できるケース」と「できないケース」
「契約したけどやっぱりやめたい!クーリングオフ制度を使えば無料キャンセルできるよね?」と思うかもしれませんが、契約した【場所・方法】によってクーリングオフの適用可否が異なります. これが最大の罠です。
〇 クーリングオフできる (8日以内なら無条件キャンセル可)
・ショッピングモールなどでのキャッチセールスや勧誘
・自宅への訪問販売
・電話勧誘による契約
× クーリングオフできない (契約直後でも解約金が発生)
・自分から公式サイトにアクセスして行ったネット契約
・自分から店舗に出向いて行った契約
※ネット契約は「自発的に熟慮して契約した」とみなされるため、特定商取引法上のクーリングオフ対象外となります. 絶対に勢いでポチってはいけません。
解約金のリスクを賢く回避する3つの防衛策
長期間使うか分からない場合、以下の方法でリスクを最小限に抑えましょう。
1. 「お試し期間」があるメーカーを利用する
クリクラやアクアクララなど一部のメーカーは、契約前に「1週間無料お試し」キャンペーンを実施しています. 実際にサーバーを自宅に置き、水の味や使い勝手、サーバーの騒音などを無料で確認できます. お試し後に気に入らなければ、無料でそのまま返却できるため、ミスマッチによる早期解約を確実に防げます。
2. 縛りがない (短い) プランを選ぶ
初期費用 (事務手数料など) を数千円支払う代わりに、最低利用期間が1年と短くなったり、いつ解約しても解約金が無料になる特別なプランを用意しているメーカーもあります. 「転勤の可能性が高い」など将来が不透明な方は、月額の安さよりも「解約時の身軽さ」を優先すべきです。
3. 他社の「乗り換えキャンペーン」を利用して解約金を相殺する
もし現在使っているサーバーをどうしても解約したいが解約金が高くて困っている場合、他社の「乗り換えキャッシュバックキャンペーン」を利用するのが最強の裏技です. 多くの人気メーカー (エブリィフレシャス、プレミアムウォーター等) は、他社からの乗り換え時に発生する解約金を「最大16,500円まで全額キャッシュバック」で肩代わりしてくれます. これを利用すれば、実質負担ゼロで最新機種へ乗り換えることができます。
よくある質問 (FAQ)
Q. 解約の電話が繋がらず、次の月の料金を請求されそうです。
A. サポートセンターの電話が繋がりにくいメーカーも存在します. 解約を決めたら、契約更新日 (次回発送日) の「最低でも1ヶ月前」には余裕を持って連絡手続きを始めるようにしてください. 最近はWebのマイページやLINEから解約手続きができるメーカーも増えています。
Q. サーバーの返却は自分で梱包するのですか?
A. 基本的には、メーカーが指定した宅配業者が回収に来てくれます. その際、サーバーの「水抜き作業 (完全にタンクを空にする)」は自分で行っておく必要があります. 梱包用の箱は業者が持ってきてくれる場合と、自分で用意 (保管) しておかなければならない場合があるため、解約連絡時に必ず確認してください。
まとめ:契約前に「出口戦略」を確認する
ウォーターサーバーを契約する際は、「月額がいくらか」と同じくらい「いつまで使わなければならないか (解約金はいくらか)」を確認することが重要です. 数万円のキャッシュバックや無料プレゼントなどの甘い罠の裏には、必ず「3年の長期縛り」などの条件が隠れています。
まずは公式サイトの「よくある質問」やページの一番下にある「重要事項説明」を読み込み、解約の条件に納得した上で、後悔のないウォーターサーバー選びをしてください。


