浄水型と天然水——何が違うのかを整理する
ウォーターサーバーを選ぶとき、最初に迷うポイントのひとつが「浄水型と天然水、どちらを選ぶか」です。
どちらも「きれいな水が飲める」という点では共通していますが、水の供給方法・費用構造・味・メンテナンスなど、根本的な違いがあります。この記事では、両者の特徴を客観的に比較し、それぞれに向いている人の条件を整理します。
基本的な仕組みの違い
| 比較項目 | 浄水型サーバー | 天然水サーバー |
|---|---|---|
| 水の原料 | 水道水 | 地下天然水(採水地から汲み上げ) |
| 浄水方法 | 内蔵フィルターで水道水を浄水 | 採水地で処理・ボトリング済み |
| 水の供給方法 | タンクに水道水を補充 | ボトルを定期配送 |
| 代表的なメーカー | ハミングウォーター、エブリィフレシャス、ウォータースタンド | プレミアムウォーター、フレシャス、コスモウォーター |
費用の違い
最も大きな違いのひとつが費用構造です。
| 費用項目 | 浄水型 | 天然水 |
|---|---|---|
| 月額料金の仕組み | 定額制(使い放題) | 水の量に応じた従量制 |
| 月額料金の目安 | 3,300〜3,850円 | 3,500〜6,000円以上 |
| 水代 | 水道代のみ(1Lあたり約0.2円) | 12Lあたり1,620〜2,052円 |
| サーバーレンタル料 | 月額料金に含む | 無料〜1,100円 |
| フィルター代 | 無料(自動配送) | なし |
| 電気代(目安) | 月500〜1,000円 | 月500〜1,000円 |
水の使用量が多いほど、浄水型のコストメリットが大きくなります。逆に、月12L程度しか使わない場合は、天然水の方がトータルコストが低くなるケースもあります。
水の味と品質の違い
天然水の特徴
- 採水地ごとにミネラル成分が異なる(硬度の違い)
- 「おいしい水」として味を重視する方に支持されている
- ボトリング時に加熱処理・非加熱処理の違いがある
浄水型の特徴
- 水道水のカルキ臭・残留塩素をフィルターで除去
- 地域の水道水の水質に依存する(硬度は地域差あり)
- 天然水と比べると「ミネラル感」は控えめ
- 料理用には癖がなく使いやすい
利便性の違い
| 比較項目 | 浄水型 | 天然水 |
|---|---|---|
| ボトル交換 | 不要 | 必要(12Lボトルの持ち上げ) |
| ボトルの保管スペース | 不要 | 必要(予備ボトル1〜2本分) |
| 水の補充作業 | タンクに水道水を注ぐ(2〜4L) | ボトルを設置するだけ |
| 受け取り・配送の手間 | なし | 定期配送の受け取りが必要 |
| 使い切れなかった場合 | 問題なし(定額制) | 余る場合は配送スキップが必要 |
| 工事の要否 | 不要 | 不要 |
安全性の違い
どちらも一般的な飲用水としての安全性は確保されています。ただし、確認すべきポイントが異なります。
浄水型で確認すべき点
- フィルターの除去対象物質数(23〜28物質が主流)
- PFAS(有機フッ素化合物)への対応状況
- フィルターの交換頻度(4〜6ヶ月ごと)
天然水で確認すべき点
- 採水地の水質検査データの公開有無
- 硬度(赤ちゃん向けなら軟水60mg/L以下が推奨)
- ボトルの衛生管理体制
どちらが向いているかの判断基準
浄水型が向いている人
- 月に30L以上の水を使う
- 料理にも水を使いたい
- ボトル交換の手間を避けたい
- 月額費用を一定にしたい
- ゴミを減らしたい
天然水が向いている人
- 水の味にこだわりがある
- 月の使用量が24L以下(ボトル2本分程度)
- 災害時の備蓄水としても活用したい
- 天然のミネラルを含んだ水を飲みたい
- 赤ちゃんに安心な天然水を使いたい
この記事のまとめ
- 浄水型は定額制で使い放題。水の使用量が多い家庭にコストメリットが大きい
- 天然水はミネラルを含んだ水が飲める。味を重視する方や備蓄目的の方に向く
- 費用は使用量で逆転するため、月の水の消費量を基準に選ぶのが合理的
- 利便性重視なら浄水型、味・品質重視なら天然水が適している
※掲載情報は2026年4月時点の公式サイト情報をもとにしています。最新の料金・仕様は各公式サイトでご確認ください。


